妊婦健診は保険適用外?いくらかかるのか、実際の費用大公開
全ての妊婦さんに、受けることを推奨している妊婦健診。
とはいっても、健診には費用がかかります。
何度も通うとは聞いているけど、実際いくらかかるの?
そんな不安を少しでも解消してもらえたらと思います。
そもそも妊婦健診とは
妊婦健診とは、
ママやおなかの赤ちゃんの健康状態を定期的に確認するためのもの。
合計約14回の健診があり、基本的には必ず受けるべきとされています。
健診内容としては、ママの血液、尿の検査に加え
赤ちゃんにも影響が出ることがある、感染症の検査も行います。
特定の病気への抗体の有無や、妊娠中に発症しやすい病気になっていないかなどをチェックしていきます。
赤ちゃんの様子は、膣の中から行う経膣エコーやお腹の上から行う経腹エコーで
週数に応じた成長をしているかを確認。
脳や心臓などの重要な部分は、血液の流れに異常がないかなどもチェックします。
妊婦健診を受けずに出産に臨むと、これらのことがわからないため、
妊娠期間中でもママや赤ちゃんに危険が及んでしまう場合も。
感染症の有無や健康状態がわからず、ハイリスクなお産になりかねないので
出産時に産院での受け入れを拒否されてしまうこともあるんだそう。
妊娠・出産は全ての人が順調に進むわけではない、ということを頭において
妊婦さんはしっかり健診を受けましょう。
健診は助成券で受けられるが…
病院を受診し、赤ちゃんの心拍確認や出産予定日が決定すると
母子手帳を発行することができます。
その母子手帳の発行時に自治体から配布されるのが、妊婦健診の補助券や助成券です。
すべての妊婦さんが妊婦健診を受けられるように、費用を負担してくれる制度なのですが
問題はその金額。
健診費用が助成されるのは全額ではなく、一部のみ。
検査の内容によって、4,000〜5,000円、1万円程度の助成額とされていますが
住んでいる自治体によっても前後があります。
また、受診する病院によってもかかる金額が異なり、
助成券で賄えない差額は実費となります。
妊娠は保険適用外
妊娠は病気ではありません。
そのため基本的な受診は保険適用外となり、自己負担額100%です。
たしかにそうだけど…
この長い妊娠期間に、何の問題も起こらずに出産できるかなんてわからないのに…。
と、妊娠初期の私は不安になりました。
しかし、切迫早産や妊娠糖尿病、合併症などにかかる診察や処置の場合は保険が適用となります。
薬の処方に関しても保険適用となるので、過剰に心配する必要はありません。
実際の支払い金額
わたし自身の妊婦健診の支払い総額は、15,200円でした。
前提条件としては
・北関東の地方、個人医院
・38週での出産、12回の受診
・便秘、貧血、頭痛で薬の処方3回
妊婦健診の実費額は、平均で5万円と言われています。
しかし、SNSなどで見かけるものは3万円〜10万円と大きく幅があるようです。
一概には言えませんが、やはり総合病院などは費用が抑えられ、個人病院やクリニックでは費用が嵩むイメージ。
私の場合は選んだ産院がよかったのか、事前に覚悟していた金額よりは想像以上に安く抑えられました!
とはいえ『無料』ではないのが、まだまだ日本の現実です…。
どんな経済状況でも、どんな家庭環境でも、
全ての妊婦さんに安心して健診に来てもらえるような世の中になることを願います。